『Facebookで偽名を登録したらどうなるのだろう』
Facebookは、実名の登録を求められることが有名ですが、冒頭のような疑問を持った人も多くいるのではないでしょうか?
当記事では、Facebookが定めた規約に則りながら、偽名の利用について紹介します。
1. Facebookに偽名は登録できるの?
近年、インターネットの動画共有サービスやSNSを利用した創作活動が活発です。
そうした場所で活動する人には、本名ではなくハンドルネームを使用していることが多くいます。Facebookを始めとした各種SNS上には「本名は隠して、ハンドルネームだけを表示させたい」という場面が出てくることでしょう。
ここでは、Facebookに偽名登録は可能なのかを確認していきます。
偽名の登録は規約で禁止されている
Facebookアカウントを作成する際に登録する名前は、必ず実名で登録しましょう。
Facebookは実名で交流するコミュニティです。
個人プロフィールには、実名を登録することがFacebook規約で定められた原則となっており、違反した場合はアカウント停止といったペナルティが発生するとされています。
プロフィール上の名前は、普段の生活で友達があなたを呼ぶときの名前にしてください。この名前は、本人確認書類、または本人確認書類リストに含まれている書類に記載されている必要があります。
(引用:Facebookではどんな名前が認められますか。 | Facebookヘルプセンター)
技術的には、実名以外を登録することは可能
個人プロフィールの偽名登録は規約で禁止されている で紹介したように、個人プロフィールに偽名を登録することはFacebook規約違反となり、ペナルティを受ける可能性があります。
しかし、実際に筆者が偽名を入力し、新規アカウントの作成を試したところ、問題なく登録できることを確認しました。
つまり、アカウント作成段階では、名前の認証チェックはないことが推測できます。
また、ペナルティが発生するタイミングは、ユーザーの誰かがFacebook運営側に「報告する」というアクションを起こしたときと言われています。
つまり、裏を返せば報告されない限りは、個人アカウントでも偽名を使い続けられる・・・ということです。
ただし、規約違反に変わりないので自己責任でおこないましょう。
2. 実名を非公開にするなら「Facebookページ」を使おう
Facebook規約違反にならず、本名を非公開にできる正当な方法が1つだけあります。それは「Facebookページ(旧名:ファンページ)」を作成することです。
Facebookページとは、主に営利目的でFacebookを利用したいユーザーが別途作成するページで、ユーザー全員が所有するプロフィールページとは異なります。
Facebookページでは「Facebookページ名」に入力した名前が、ページ画面に表示されます。その部分には、本名以外にサイト名・店舗名・企業名なども入力できます。
Facebook規約に違反せず、安心して利用できるFacebookページを活用しましょう。
なお、Facebookページについては、こちらのTENJUKUの記事でも詳しく解説しています。
簡単!facebookページ作成の手順|よくあるエラーと対処法も
スマホアプリ(iPhone・Android)で作成する方法
- アプリ起動後、画面下部の右端にある[≡]のアイコンをタップ
- [ページ]をタップ
- [Facebookページを作成]をタップ
- [スタート]をタップ
- [ページ名]を入力
当記事では、ページ名を「ぼくのりりっくは訓読み」とします。
- [カテゴリを選択]
当記事では、カテゴリを「人物」「ブロガー」とします。
- ウェブサイトを追加する画面で[スキップ]をクリック
- カバー写真を追加する画面で[スキップ]をクリック
- プロフィール写真を追加する画面で[スキップ]をクリック
- Facebookページ完成
PCブラウザで作成する方法
- [ページを作成]を開く
- あてはまるカテゴリの[スタート]をクリック当記事では「コミュニティまたは公人・著名人」を選択します。なお、「ビジネスまたはブランド」を選んだ場合も、この後に表示される入力内容は同じです。
- [Page Name(ページの名前を入力してください)][Category(ページのカテゴリを追加してください)]それぞれを入力
当記事では「Page Name:ぼくのりりっくは訓読み」「Category:ブロガー」とします。
− ”?”をクリックすると… −
「ページに一番当てはまる単語をいくつか入力し、おすすめのカテゴリを選択してください。」と表示されます。思い浮かんだカテゴリ名を入力して、最適なカテゴリを選びましょう。
困った時は、他のユーザーが運営するFacebookページのカテゴリを参考にしましょう。
- プロフィール写真を追加する画面で[スキップ]をクリック
3. 偽名登録しないでアカウントを作成する方法
2. 実名を非公開にするなら「Facebookページ」を使おう において、Facebook規約に違反せずに実名を非公開にする方法は、Facebookページを作成することだと紹介しました。
ただ、「誰にも知られずにこっそりFacebookを見たい」といった目的で、Facebookアカウントを作成しようとしている人にとっては、Facebookページで本名を非公開にできても解決策にならないことでしょう。
ここでは、個人プロフィールに偽名を使わず、友達にも知られることなくFacebookアカウントを作成する方法を紹介します。
その1. 漢字表記以外で登録する
これまでお伝えしてきたように、Facebookのプロフィールは本名の登録が絶対条件です。
しかし、以下に記載する条件が守られていれば、漢字表記で登録ではなくても問題ありません。
名前に以下を含めることはできませんので、ご注意ください。
- 記号、数字、不要な大文字、繰り返し文字、句読点の追加
- 複数の文字種(漢字とローマ字など)の併用
- あらゆる種類の肩書き(職業上、宗教上など)
- 名前に代わる語句やフレーズ
- あらゆる種類の不快または露骨な語句の追加
名前がFacebookの規定に従っているにもかかわらず変更できない場合は、理由をご確認ください。
また、次の点にもご留意ください。
- プロフィール上の名前は、普段の生活で友達があなたを呼ぶときの名前にしてください。この名前は、本人確認書類、または本人確認書類リストに含まれている書類に記載されている必要があります。
(引用:Facebookではどんな名前が認められますか。)
例えば、次のような書式で登録することはOKとされています。
《名前登録のOK例》
- 本名:(姓)岡田 (名)美由貴
- アカウント登録名:(姓)Okada (名)Miyuki
その2. 誰にも教えていない連絡先を登録する
Facebookには、個人アカウントに登録した電話番号やメールアドレスから友達を検索できる機能があります。
そのため、新規アカウント作成時を含め、Facebookアカウントに日常的に使用している連絡先を登録してあると、友達があなたのアカウントを見つけ出すことができます。
そのため、新規でフリーメールアドレスを取得するなどして、誰にも知られていない連絡先を使うことで検索避けすることができます。
さらに、アカウント登録後には、以下の手順で検索機能の設定もオフにしておくと良いでしょう。
《スマホアプリ(iPhone・Android)の設定方法》
- アプリ起動後、画面下部の右端にある[≡]をタップ
- [設定とプライバシー][設定]の順にタップ
- [プライバシー設定]をタップ
- ページの下部にある[メールアドレスを使って私を検索できる人]をタップ
- [友達][<]の順にタップ
- [電話番号を使って私を検索できる人]をタップ
- [友達]をタップして設定完了
《PCブラウザの設定方法》
- 「メールアドレスを使って私を検索できる人」の右端にある[編集する]をクリック
- プルダウンメニューの中から[友達]を選択して設定完了
- [電話番号を使って私を検索できる人」の右端にある[編集する]をクリック
- プルダウンメニューの中から[友達]を選択して設定完了
まとめ
最後に、偽名の使い方のポイントをまとめます。
- 個人プロフィールに本名以外を登録することは、Facebook規約違反となる
- ニックネーム・旧姓などの別名は「他の名前」に追加すると、本名と一緒に表示できる
- Facebookを本名以外の名前で運用したいなら「Facebookページ」を作成する
- 本名は漢字表記以外の登録もできる
この記事がFacebookを楽しむ方法として役立てたら嬉しいです。