有名な人や企業のアカウントの横に、青いチェックマークがついているのを見たことはありませんか?
公式マークと一般的に呼ばれることの多いこれ、公式だよって示すマークだっていうことはわかるのですが、そのマークの詳しい意味や、付く基準など、気になる点ありますよね。
この記事では、そのinstagramの公式マークについて意味や申請方法など徹底的に解説いたします!
※本記事のスクリーンショットや公式ヘルプページ情報は、2019年1月時点のものです。今後のアップデートにより異なる可能性があります。
1.インスタグラムの公式マークとは
1-1.正式名称は「認証バッジ」
インスタのアカウントIDを見ていると、著名人や企業の公式アカウント名の横に、青地に白抜きのチェックマークがついていることがありますよね。
「公式マーク」と呼ばれることが多いこのマークですが、インスタグラムのヘルプページなどによると「認証バッジ」という名前が正式名称となっています。
1-2. インスタが「本人」と認めた証
インスタのヘルプページには、次のような記載があります。
認証バッジとは、検索画面やプロフィールで表示される、Instagramアカウント名の隣にあるチェックマークです。これは、アカウントが、公人・著名人、有名人、グローバルブランドの本物のプレゼンスであることをInstagramが認めたことを示します。
インスタが「これ本物、本人のアカウント!」と認めた印というワケですね。
2.名前に公式マークがつくメリット
2-1. なりすましの防止ができる
インスタに限らず、SNSで起こりがちな問題の一つ「なりすまし」。
企業や著名人を名乗り、本人になりすましてSNSを更新していくことを「なりすまし」と言います。ただのごっこ遊びならまだいいのですが、そういった著名人の名を語って金銭をだまし取ろうとする悪質なものもあるんです。
名前の横に認証バッジがつくことによって、そういった悪質ななりすまし被害を防ぐことができます。
2-2. 検索やタイムラインで上位表示される
認証バッジがつくと、そのアカウントの信頼性が上がり、フォローが増える…といった傾向があるようです。
インスタの検索枠にキーワードを何か打ち込んでみると分かると思うのですが、公式マークのついているアカウントが多くありませんか?
そして、フィードに上位表示される投稿も、公式マークのついているアカウントが多くありませんか?
認証バッジがついた事で上位表示される、という事ではありませんが、認証されたことでフォロワーが増え、様々な事柄や人物との関連性が高まる事で上位表示されやすくなるのです。
3.公式マークの申請方法
3-1. リクエストの手順
まずは、認証バッジをリクエストしたいアカウントにログインした状態から始めてください。
右上の3本線をタップし、メニュー画面から[設定]をタップします。
[認証をリクエスト]の項をタップします。
申請に必要な情報の入力欄が表示されるので、自分のフルネームを入力し、必要な形式の本人確認書類(写真付き公的身分証明書など)の画像を添付します。
全ての記入&添付が終わったら[送信]ボタンをタップ
これで申請は完了です。
尚、instagram側からの返信については、数日で来た!という方もいれば3週間かかったという方もいるので、一貫性はないようです。
そして、いったん認証を却下されても、却下から30日たてばまた申請することができます。がんばれ!
3-2. 申請するのに必要な要件
Instagramのヘルプページには、申請に必要な要件として以下の4つが挙げられています。
- 「本物である」
実在の個人、または登記されているビジネスや団体のアカウントであることが、この「本物である」の条件として挙げられています。
- 「独自性がある」
アカウントの持ち主である人物やビジネスが、その人たち独自のものである必要があります。簡単に言うと、パクリや違う人の情報じゃダメだよってことですね。
個人やビジネスごとに1つのアカウントのみが認証を受けられます。例外として、同じ人物や企業でも、言語が違う場合はそれぞれのアカウントを別のものとして認証が受けられます。
ちなみに、一般的な趣味・関心のアカウントは認証していません。
- 「完全である」
アカウントが公開状態で、自己紹介文があり、プロフィール写真が設定されていて、1つ以上の投稿がある…最低でもこれらが記入されていなければいけません。
ちなみに、プロフィールにリンクを貼ることができますが、他のSNSへの[私を追加]リンクを貼ってはいけないそうです。
- 「有名である」
一般的に有名とされていて、よく検索されるような人・ブランド・団体を表すアカウントである必要があります。
ニュースなど色々なメディアで取り上げられるようじゃないと審査しません!とインスタ様はおっしゃってます。ちなみに、有料コンテンツや広告は審査対象のソースとしてみなされないので注意しましょう。
4.こんなことをするとバッジはく奪!
せっかく手に入れた認証バッジですが、ルールを守らないと取り消されることもあります。公式に「こんなことしたら取り消すよ」と発表されている行為は以下の通り。
4-1. 販売などで人に譲渡する
認証バッジを受けたアカウント、プロフィールなどを変更すれば、他の人や企業のアカウントとして使えちゃいますよね。でも、そんなことをしたら折角ついたバッジは外されてしまいます。
もちろんそういったアカウントの売買もダメですよ。
4-2. 認証されたジャンル以外の宣伝投稿
すんごく分かりやすい例を挙げると、子供のオモチャの販売サイトとして認証を受けたのに、大人のオモチャの宣伝ばかりしてたらダメですよって事です。
4-3. 他の連携アプリなどを通じての認証申請
サードパーティーアプリを通じての認証申請をするのもダメとの記載があります。必ず公式アプリからいろいろな申請事項は行うようにしましょう。
5.公式マークでよくある疑問
5-1. 連携しているFacebookとは別
現在instagramの運営はFacebookが行っています。なので、ビジネスアカウントとFacebookページを紐づけすることができるのですが、認証バッジはそれぞれ別なようです。
インスタで認証バッジがついているのにフェイスブックでは付いていない、その逆でフェイスブックに認証バッジがついているのにインスタにはついていない…なんて事もあります。
5-2. バッジがなくても公式を名乗るには
認証バッジを申請する要件をクリアしていても、必ずしも認証されるとは限りません。明確な基準は発表されていないので、有名企業アカウントが認証を断られた…なんて投稿することもあるくらい。
では、認証バッジがもらえない場合、どうやって本物です!とアピールしたらいいのでしょうか?
その方法の一つとして提案されているのが「公式ページからインスタのアカウントにリンクを貼る」という方法です。なんだか逆転の発想ですね。
6.まとめ
インスタグラマーを目指している人にとっては憧れかもしれない公式マーク(認証バッジ)について、意味合いから申請方法、その他あれこれをご紹介いたしました。
実のところ、認証バッジがつく明確な基準は発表されていないので曖昧なところはあります。
広告を多く出向していると認証を受けやすいなんてウワサもありますが、そういった条件を満たしていても認証されなかった企業もあるようです。
フォロワーが10万いても認証バッジがついていない人もいれば、3桁しかいないのについている人もいて、正にインスタ様の気分次第といったところでしょうか…。
現在公式マークがついている人は、なんだかんだでそんな厳しい審査をくぐり抜けた「ホンモノ」の人たちなんだなと思いながらインスタを見てみるのも面白いかもしれませんね。