Twitterのユーザープロフィールで、このような単語を見かけたことはありませんか?
『お別れはブロ解で』
『ブロブロ解除』
『B解』
そのなかでも代表的な呼び方が「ブロ解(ブロカイ)」です。
すべてリムーブを使わずにブロック機能を使って、自分と相手のフォロー解除する作業を指します。
2013年以前まで、ブロ解はTwitterの仕組みに詳しい一部のユーザーの間で”裏技”として使われていました。
それが少しずつ一般ユーザーにも知れ渡っていき、現在のようにプロフィールの説明文に記入されるぐらいメジャーな使い方になりました。
簡単に「ブロ解」について紹介しましたが、まだまだ疑問を解決できていませんよね。
これから詳しくブロ解の意味とやり方を解説します。
1. ブロ解とは「ブロック+ブロック解除」でフォロー解除すること
最初に、ブロ解とは「ブロック」と「ブロック解除」を使い、強制的に自分と相手のフォローを解除する方法を指します。
ブロ解の由来は「ブロックしたあと、すぐブロック解除する」という特徴的な作業手順を省略して、このような名前で呼ばれるようになりました。
そのため、過去にブロックをかけた相手のブロックを解除するという作業を意味する「ブロック解除」の略称ではありません。
Twitterでは、お互いがアカウントをフォローしあっている関係を「相互フォロー」と呼びます。
その相互フォロー関係からブロックをすることで、お互いのフォロー関係をゼロの状態に戻します。さらに、そのブロックを解除することで、お互いの関係を初期状態に戻す……これがブロ解の目的です。
ところで、ブロ解ではどうして「ブロック」と「ブロック解除」を使うのでしょうか?
そもそもTwitterには、フォロー解除するために用意された「リムーブ」と呼ばれる機能がありますし、フォロー解除に関係する機能を合わせると全部で3種類あります。
それぞれの機能の違いや特徴をまとめると下記の表の通りです。こちらの表にまとめた内容をふまえて、ブロ解に「ブロック」と「ブロック解除」が使われる理由を説明していきます。
2. ブロ解のやり方
まずは「ブロ解」の手順を説明します。
ブロ解で重要なことは、ブロック機能を使ったあとにブロック解除をすぐ行うことです。「ブロック解除」はアカウント凍結を防ぐために素早く済ませる の手順を忘れずにおこないましょう。
<Twitter公式アプリを使ったブロ解の手順>
(1)ブロ解したいTwitterユーザーのホーム画面を開く
※ブロ解が完了する前は、ユーザー名の近くに「フォローされています」と表示されます。
(2)[フォロー中]の左端にある[歯車アイコン]をタップ
(3)[ブロック]をタップ
(4)画面右下に表示される青い帯の[取り消し]をタップ
※青い帯の表示が消えてしまった場合は、<Twitter公式アプリを使ったブロック解除の仕方>でブロック解除しましょう。
(5)「◯◯◯さんのブロックを解除しました」と表示が変わったらブロ解完了
もし、[取り消す]ボタンの表示が消えてしまった場合は、アプリからは次の手順でブロック解除できます。
(1)ブロックをかけたユーザーのホーム画面右上の[ブロック中]をタップ
(2)[ブロックを解除する]をタップ
(3)「ブロック解除」と画面上に表示されたら完了
<Twitter公式ウェブブラウザを使ったブロ解の仕方>
(1)ブロ解したいTwitterユーザーのホーム画面を開く
※ブロ解する前は、ユーザー名の近くに「フォローされています」と表示されます。
(2)[フォロー中]の右側にある[︙]をクリックしてユーザーアクションを表示する
(3)[@◯◯◯さんをブロックする]をクリック
(4)[ブロック]をクリック
(5)画面上部に出る[取り消し]をクリック
※[取り消し]の表示が消えてしまった場合は、<Twitter公式ウェブブラウザを使ったブロック解除の仕方>でブロック解除しましょう。
(6)ページ更新して確認する
- ユーザー名の横にあった「フォローされています」の表示が消える
- フォロー数、フォロワー数が減少する
[取り消し]ボタンの表示が消えてしまった場合は、次の手順でブロック解除できます。
(1)ブロックをかけたユーザーのホーム画面右上の[ブロック中]をクリック
(2)ブロックをかけた相手のタイムラインが表示されたらブロ解完了
(3)ページ更新して確認する
- ユーザー名の横にあった「フォローされています」の表示が消える
- フォロー数、フォロワー数が減少する
「ブロック解除」はアカウント凍結を防ぐために素早く済ませる
ブロックをかけたままにすると、ブロックをかけたアカウントが「凍結」されるリスクが高まり、その他にも規制が発生します。
※詳しくは 「ブロック」はフォロー解除はできても相手に規制がかかる で紹介します。
また、ブロックを受けているユーザーが、ブロックをかけたユーザーのホーム画面を開くと「◯◯さんはあなたをブロックしました」と表示されます。
この表示を相手にタイミング悪く見られてしまうと「嫌われてブロックされた」といった誤解や心配を与えます。
ブロ解の目的は「お互いのフォロー解除」することです。本来の目的から外れることがないように、最後のブロック解除だけは忘れずにおこないましょう。
3. フォロー解除方法の違い
1. ブロ解とは「ブロック+ブロック解除」でフォロー解除すること で、フォロー解除方法には3種類あることをお伝えしました。
ここでは3種類ある機能の特徴を紹介し、ブロ解に「ブロック」と「ブロック解除」が使われる理由を説明します。
「リムーブ」は相手からのフォロー解除ができない
リムーブ機能は、リムーブを使った人だけがフォローをやめられます。
相互フォローした状態で使用すると、リムーブした相手はリムーブを使った人のフォロワーリストに残ります。そのため、リムーブした相手のタイムラインにはツイートが表示され続けます。
リムーブを使ったことは相手に通知されません。
しかし、フォロワーリストの人数の増減を見たり、外部アプリを取り入れることでバレます。
「ブロック」はフォロー解除はできても相手に規制がかかる
ブロック機能は特定のユーザーからのフォローを強制的に解除できる唯一の方法です。
そのため、主に使われる場面は「一切交流したくない」といったネガティブな感情を持つユーザーに対してです。
相互フォローした状態で使用すると、自分と相手のフォローを同時に解消できます。
フォロー解除以外にもタイムラインの閲覧、ダイレクトメッセージの送信といったコミュニケーション機能の使用を禁止できます。
ブロックを受けたユーザーはブロックが解除されない限り、ブロックをかけたユーザーに接触したり、交流することはできません。
なお、ブロックをかけたことは相手に通知されません。
しかし、ブロックをかけたユーザーのホーム画面を見たり、外部アプリを取り入れることでバレます。フォロー・フォロワーリストの人数の増減で気付く人もいます。
「ミュート」は自分も相手もフォロー解除できない
ミュートをかけた人のツイートをタイムラインに表示しないようにするための機能です。フォロー解除は一切できません。
ミュートしたことは相手に通知されず、ミュートしたことが分かるのも自分だけ。リムーブやブロックのように外部アプリを使われてもバレることはありません。
また、ミュートをかけた相手は、ブロックのようなコミュニケーション機能の規制は一切されません。
そのため、相手から自分宛てのメンションやリツイートなどが送信されれば、すべて通知とともに自分へ届きます。
4. ブロ解でフォロー解除する理由3つ
1. ブロ解とは「ブロック+ブロック解除」でフォロー解除すること 、 3. フォロー解除方法の違い で紹介した内容から、自分と相手のフォローを外せる機能は「ブロック」だけということが分かります。
しかし、ブロック機能は「一切交流したくない」といった、ネガティブな感情を持つユーザーに対して使われるものです。そのため、ブロックをかけたまま放置し続けている間、ブロックをかけた相手には機能の制限がかかり続けます。
そこで、ブロック解除を加えることで相手に制限をかけることなく、お互いのフォロー解除もできるのがブロ解という方法なのです。
しかし、どうしてブロック機能を使って自分と相手の分までフォロー解除をしたがるのでしょうか?
この疑問の答えに繋がるのは、フォロー解除を受けたあとのユーザーを思いやる気持ちが大きく関係しています。
ここでは、フォロー解除するために、リムーブではなくブロ解を選ぶ人の理由を解説します。
理由1:相手を不快な気分にしない
まず、相互フォロー中にリムーブすると、相手から自分へのフォローは残ったままになります。フォローが残るということは、相手のタイムラインに自分のツイートが表示されつづけます。
それから、Twitterにおいてフォロー解除するということは「フォロー解除を受けた人のツイートに興味が無くなった」という認識があります。
そして、フォロー解除した人が「フォロー解除を受けた人にツイートを見せ続けるのは申し訳ない」となったときにブロ解が使われます。
ブロ解を受けた人の意見で、フォローを外されたことに気が付かないまま、リプライで親しげに話しかけて恥をかいたという人もいます。
こうしたリムーブによるフォロー関係が残ることで発生する、対人トラブルを回避するのにブロ解は役立ちます。
理由2:相手がリムーブする手間が省ける
理由1:相手を不快な気分にしない でも書きましたが、自分がリムーブすると相手のフォローリストに自分が残った状態になります。
フォロー人数が多いユーザーにとって、フォローリストの中から特定のユーザーを探し出すのは大変な作業です。
なぜなら、フォローリストに表示される順番は「時系列(フォローボタンを押した時間)」で決まるからです。付き合いが長いユーザーになるほど、ページ下の方へと埋もれてしまい見つけにくくなるのです。
そこでブロック機能を使えば、自分と相手のフォロー関係を一緒に解除することができます。
このようにフォロー解除を受けた側の負担を減らしたいときに、ブロ解が使われます。
理由3:相手のフォロー・フォロワー数を均等に減らせる
リムーブを受けた人のフォローリストには、リムーブをかけた相手が残り続けます。そのため、必然的にフォロー人数が多くなります。
フォロー人数が多くなることで起きる問題があります。それはフォロワー数が増えにくくなることです。
ユーザーの人数が”フォロー数>フォロワー数”の比率になるとスパムアカウントに見えやすくなると言われており、この条件に該当するアカウントは、フォロワー数が増えにくい傾向があります。
アカウントの印象を悪くさせないため、数字を均等に減らせるブロ解を使って調整しているのです。
まとめ
相手に気を配りながらフォロー解除する方法が「ブロ解」でした。
最後に、ブロ解のポイントをまとめます。
- ブロ解とは、自分と相手のフォローを解除する作業のこと
- ブロ解をおこなうと、フォロー関係が初期状態に戻る
- やり方は、相手にブロックをかけて、そのブロックを即解除するだけ
- ブロック解除は必ずおこなわければならない
ブロ解は一つのツイッター用語として認知されてきていますが、これは「ローカルルール」です。ブロ解を要求されて、やり忘れても全然気にすることはないです。
Twitterの楽しさは、フォローもアンフォローも自分の好きなように選べることです。自分が楽しめる環境を作っていきましょう。
この記事がブロ解の意味や仕組み、ブロ解する人の理由を理解するのに役立ったら嬉しいです。
ブロ解ではなく「ブロック解除」について詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
Twitterのブロック解除方法|再フォローしたい相手を秒で探す!