私たちは、twitterに投稿されたツイートやtwitterユーザーのアカウント情報ページ(例:https://twitter.com/ユーザー名)へ直接アクセスして自由に閲覧できます。
他のユーザーが投稿したツイートやアカウント情報ページを見ていると、「自分と関心事が似ているな!」と思う人と出会えることもありますよね。
そして、自分と気が合いそうなtwitterユーザーに対しては、そのユーザーが投稿したツイートを頻繁にチェックしたくなるものでしょう。
そこで気になるのが、「twitterに足跡機能はあるのか?」です。
相手によっては、特定の誰かに自分のツイートを頻繁に見られていると不愉快に感じる人もいるかもしれません。
閲覧する側も、「頻繁に見ていることを知られたくない…」と思うでしょう。
twitterではユーザー同士、お互いに気持ち良く交流したいところです。
本記事では、twitterの足跡機能について説明していきます。
※本記事のスクリーンショットや公式ヘルプページ情報は、2019年1月時点のものです。今後のアップデートにより、画面が異なる可能性があります。
結論からいうと、twitterに足跡機能はありません。
つまり、投稿したツイートやアカウント情報ページを「いつ誰が見たのか」は分からないようになっています。
さらに、ツイートにある外部リンクへアクセスしても、その履歴は残りません。
私たちは相手に自分の正体を明かすことなく、いつでも自由にツイートやアカウント情報ページを閲覧できる(※1)、ともいえますね。
また、ツイートやアカウント情報ページを閲覧すると、「おすすめユーザー」としてあなたが相手のタイムラインに載るという話もあるようですが、twitterの閲覧とおすすめユーザーの表示に関連性はありません。
なぜなら、「おすすめユーザー」に表示されるのは、あなた自身がよく閲覧するツイートに関連性があったり、あなたのプロフィールからtwitterがおすすめと判断したりしたユーザーだからです。
しかし、twitterに足跡機能がなくても、ある4つのアクションをするとあなたが相手のツイートやアカウント情報ページを見たことが知られてしまうのを知っていますか?
本記事の第2章で、twitterを見たことが知られる「うっかり」アクションを解説しましょう。
第3章以降は、自分の正体を知らせずにツイートやアカウント情報ページを閲覧する方法やtwitterユーザーのツイートを見るときの注意点を説明します。
※1. 非公開アカウント以外が投稿したツイートに限ります。
twitterで次の4つのアクションをすると、相手のツイートやアカウント情報ページを見たことが知られてしまいます。
2-1. アカウントをフォローする
ツイートを投稿したユーザーのアカウントをフォローしてしまうと、あなたが相手のアカウント情報ページを見たことを知られます。
なぜならアカウントをフォローすると、フォローした相手が通知設定をしている場合、「あなたをフォローした人がいますよ」というお知らせが届いてしまうからです。
【スマホアプリの場合】
しかし、相手が通知設定をしていない場合でも気付く可能性はあります。
どのようなときに気付くのかというと、相手が自分のアカウント情報ページを見たときです。
なぜなら、自分のアカウント情報ページにはフォロワー数が表示されているところがあるからです。
自分のフォロワーが何人いるかは、アカウント情報ページのユーザー名(@で始まる文字列)の下にある「〇フォロワー」で確認できます。
この「〇フォロワー」にアクセスするとフォロワーリストが表示され、誰にフォローされているのかが一目で分かってしまうのです。
相手が自分のフォロワーリストを見て身に覚えのないアカウントがあると分かると「新しく自分のアカウント情報ページを見た人がいる」と把握することになるでしょう。
2-2. ツイートに「いいね」する
ツイートに対して「気に入った!」や「共感した!」ということを伝える「いいね」をする(♡マークのタップ/クリック)と、あなたがツイートを見たことを相手に知られます。
あなたが相手のツイートに「いいね」したことが知られるのは、相手がtwitterユーザーの誰かに「いいね」されたら通知がいくよう設定しているときです。
しかし、相手が通知設定していなくても、誰に「いいね」されたかを把握できるところがあります。
それは、相手が投稿したツイートの画面です。投稿したツイートには、「♡1」のように「いいね」された数を表示するところがあるからです。
相手が自分の投稿したツイートに直接アクセスすると、「♡1」が「〇件のいいね」と表示が変わります。
そして、この「〇件のいいね」にアクセスすると、誰が「いいね」したのかが分かるようになっているのです。
共感したり、素敵だなと思ったりしたツイートには、反射的に「いいね」をしてしまいがちですよね。
しかし、この「いいね」は相手にツイートを「読んだよ!」と示す意味もあるので、相手にツイートを見たことを知られたくないのであれば「いいね」をするのは控えた方が良いのです。
2-3. ツイートにコメントする
ツイートに対してコメントを残すことは「いいね」と同様、相手に「ツイートを読んだよ」と示しているようなものです。
コメントに関しても、相手がツイートにtwitterユーザーの誰かがコメントをしたら知らせるよう通知をしていれば、あなたがツイートを見たことに気付きます。
また、相手が通知設定していなくても、投稿したツイートに表示される(コメント数を把握できるところ)で、誰がコメントを残したのかが分かってしまいます。
たいていの場合、自分が投稿したツイートに対してコメントがあると読んでみたくなるものです。
このため、相手にツイートを見たことを知られたくないのであれば、コメントも控えるべきでしょう。
2-4. ツイートをリツイートする
ツイートをリツイートすると、あなたがツイートを見たことが相手に知られてしまいます。
「リツイート」というのは、twitterに挙がっているツイートを引用し、自分のタイムラインでそのツイートを発信することです。
共感したツイートをシェアしたいときに有効なので、使っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、このリツイートも、相手が自分の投稿がリツイートされたら通知がいくよう設定していたら気付かれます。
【補足】
リツイートされたツイートをリツイートしても、相手が通知設定をしているとあなたの存在を知られることになります。
また、相手が通知設定をしていなくても、投稿したツイートに表示される(リツイート数を把握できるところ)にアクセスすれば、誰がリツイートしたかが分かってしまいます。
さらに、あなたがリツイートしたツイートは、あなたのタイムラインに載ります。
リツイートされた相手があなたのアカウント情報ページにアクセスした場合、あなたが相手のツイートを見てリツイートしたことが分かってしまいます。
例:ユーザー@Asa_Oku_Writerが、ユーザー@Asa_F_Writerのツイートをリツイートした場合
「twitterを使っていると、相手のツイートやアカウント情報ページを見たことを知られるアクションをうっかりしてしまいそう…」という人もいるでしょう。
そんな人は、次の2つの方法でtwitterを閲覧すると良いです。
3-1. アカウントを非公開にする
あなたのアカウントを非公開にすると、ツイートやアカウント情報ページを見たことが分かるアクションをしても、相手に知られる可能性が低くなります。なぜなら、相手に通知がいかないからです。
たとえば、非公開アカウント@Asa_Oku_Writerが、公開アカウント@Asa_F_Writerが投稿した「今日から仕事始め。」のツイートに対して、「いいね」や「リツイート」をしたとしましょう。
この場合、相手のツイートにはリツイートや「いいね」の数は表示されるものの、通知は届きません。
ただし、非公開アカウントの状態でも、相手をフォローしてしまったら知られてしまいます。
というのも、アカウント情報ページにある「〇フォロワー」にアクセスすると、あなたがフォロワーリストに載っていることが分かるからです。
「フォロー以外のアクションは非公開アカウントで行っても相手に気付かれることはない」と覚えておくと良いでしょう。
3-2. アカウントをログアウトする
一旦、あなたのtwitterアカウントをログアウトしてから閲覧したいアカウント情報ページへアクセスする方法も有効です。
アカウントをログアウトした状態で閲覧したいアカウント情報ページへアクセスすると、「いいね」やリツイートをしたり、コメントを残したりすることが一切できなくなるからです。
たとえば、Twitter Japanの公式アカウント(アカウントのURL:https://twitter.com/twitterjp)に対して、「いいね」やリツイート、コメントの記入をしようしたとしましょう。
すると、twitterへのログインを促すメッセージ画面が表示されてしまい、それ以上のアクションができなくなるのです。
このように「いいね」やリツイート、コメントの記入はできませんが、ツイートやアカウント情報ページの閲覧は可能です。
ただし、自分のアカウントをログアウトしてから見たいアカウント情報ページへアクセスするのは、ブラウザでのみ行える方法です。
「ある特定のtwitterユーザーのツイートやアカウント情報ページを閲覧したい!」というのであれば、有効な方法といえるでしょう。
<2. twitterを見たことが知られる「うっかり」アクション4つ>で説明した4つのアクションさえ行わなければ、基本的に相手にはツイートやアカウント情報ページを見たことは知らされません。
しかし、相手によっては外部のアクセス解析アプリやツールを使っている人もいるでしょう。
たとえば、インターネットでビジネスをしていて(例:ネットショップなど)、製品やサービスの宣伝ツイートに対してどのような人がアクセスしたか(年齢層や性別などの属性)を分析している人が該当します。
twitterには「ツイートアクティビティ」という、個々のツイートに対するtwitterユーザーの反応をカウントしてくれる機能があるのですが、この機能では反応してくれたユーザーの属性などの詳細は把握できません。
このため、外部のアクセス解析アプリやツールを使ってユーザーの属性を分析する人もいるのです。
相手が外部のアクセス解析アプリやツールを使っていれば、あなたがもし相手のツイートを頻繁に見ていたら気付かれてしまう可能性が高まってしまいます。
外部のアクセス解析アプリやツールの例としては、「忍者サンドボックス」が挙げられます。
忍者サンドボックスは写真や動画などの作品を共有・販売するツールで、厳密にはアクセス解析専用のツールではありません。
しかし、忍者サンドボックスはtwitterと連携させることができ、twitter経由で忍者サンドボックスへアクセスすると、「twitterユーザーの誰が自分のツイートを見てアクセスしてきたか」が分かるようになっているのです。
相手が忍者サンドボックスのような外部のアクセス解析アプリやツールを使っているかは、閲覧する側では当然のことながら把握できません。
しかし、「twitterをマーケティング調査のために利用しているユーザーもいる」ということは、念頭に置くと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
twitterには足跡機能はありません。このため、twitterに投稿されているツイートやアカウント情報のページは、相手に自分の正体を知らせることなく何回でも閲覧できます。
しかし、次の4つのアクションをしてしまうと、あなたが相手のツイートやアカウント情報ページを見たことが知られてしまいます。
- アカウントをフォローする
- ツイートに「いいね」する
- ツイートにコメントする
- ツイートをリツイートする
また、上記の4つのアクションをしていなくても、相手が何らかの事情でtwitterのアクセス解析アプリやツールを使っていて、あなたがその相手のツイートを頻繁に見ていれば知られる可能性があるので注意が必要です。
もし、相手のツイートやアカウント情報ページを見たことを知られるようなアクションをうっかりしてしまいそうという場合は、アカウントを非公開にしたり、ログアウトしたりしてから見ると気付かれません。
twitterは色々なバックグラウンドを持つユーザーと交流できる魅力的なSNSです。ユーザー同士で気持ち良くコミュニケーションが取れるように活用したいですね。