企業の公式アカウントや、政治家、芸能人などのアカウントの名前の後ろに、こんなマークを見たことがありませんか?
「公式マーク」と呼ばれることの多いこのマーク、企業アカウントでは付いている付いていないで「#公式マークあるある」なんてタグができて話題になったこともありました。
公式アカウントにも付いたり付かなかったりするこの「公式マーク」、一体何なんでしょう?
※本記事のスクリーンショットや公式ヘルプページ情報は、2018年12月時点のものです。今後のアップデートにより異なる可能性があります。
1-1. 正式名称は認証バッジ
企業の公式アカウントや、政治家・有名人などの著名人アカウントの名前の後ろにちょこんとついているこちら
「公式マーク」と一般的に呼ばれることが多いですが、Twitter公式では「認証バッジ」と呼ばれています。そして、この認証バッジがついているアカウントは「認証済みアカウント」というのが正式名称です。
このマークは、アカウントのプロフィールの名前の横に表示されます。ツイートに表示される名前や、検索結果のアカウント名の横にも常にちょこんと付きます。プロフィールやテーマカラーをカスタマイズして変えていたとしても、常にツイッターカラーの青で同じ場所に表示されます。
なので、名前の頭についていたり、色が違っていたりする場合はニセモノの公式マークですのでご注意を!(4章で詳しく説明しますのでお楽しみに)
1-2. 「本人です」の証になる
Twitter公式のヘルプセンターには以下のような記述があります。
「Twitterのブルーの認証済みバッジ は、著名人のアカウントなど、世間の関心を集めるアカウントが本物であることを示します。」
なりすましアカウントなどがちょいちょい問題になるSNSで、公式が本物だと認めたアカウントの証なのです。
1-3. 「関心を集めるアカウント」につく
Twitter公式に、「関心を集めるアカウント」であると判断された場合に、アカウントは認証バッジをもらうことができます。もらうことのできるジャンルは様々。
ちなみに、認証されるアカウントのジャンルとして、以下のような例が挙げられています。
- 音楽
- 演劇
- ファッション
- 政府
- 政治
- 宗教
- ジャーナリズム
- メディア
- スポーツ
- ビジネス
もちろん、これらのジャンル以外でも、注目分野の利用者によって管理されていれば、そのアカウントは対象となります。
1-4.価値を認められたアカウントではない
本物であることを認めているだけで、その認証バッジがついていればTwitter公認の価値があるアカウント…という訳ではありません。
こういった誤解が広がった際に、公式アカウントも次のようにツイートをしています。
2.認証バッジの申請について
2-1.自己申請は現在保留中
2016年7月から、この認証バッジをリクエストできるようになりました。
しかし、誰でもリクエストはできるけれども、承認される人とされない人がいたために、認証バッジはTwitterがその価値を認めたアカウントという誤解が広がってしまいました。
この事から、Twitterは2017年の11月から公認バッジのリクエストを一時停止しています。
ただ、Twitterのジャック・ドーシーCEOは3月に、自身のTwitterアカウントからライブ配信を行った際に、この認証バッジを、今後、全ユーザーを対象にする方針である…と話しました。なので、再開の可能性は高そうです。
2018年12月現在まだリクエストの受付は再開されていませんが、再開されたらまた追って更新いたします。
3.公式マークは取り消されることもある
本人・本物ですよ!という証にもなる認証バッジですが、一度ついた承認バッジが取り消されてしまうこともあります。
3-1. ID変更などを行った場合
「@ユーザー名」を変更すると、認証済みバッジが失われるようです。バンダイナムコの公式アカウントからバッジがなくなったことで、ネット上で話題になったこともありました。
これに対して、コナミの公式アカウントがこのようなツイートで原因を特定しています。
ちなみにバンダイナムコアミューズメントアカウントには、いまだに認証バッジは帰ってきていません…。
3-2.非公開にするとバッジが外れる
非公開設定にすると、認証バッジが外れてしまうこともあるそうです。これは、タレントの武井壮さんがやってしまって話題になりました。
こちらは数日後に無事認証バッジが帰ってきたようです。
Twitterには、利用する上で最低限守らなくてはならない「Twitterルール」という規定があります。
このTwitterルールに違反すると、アカウントの凍結や削除が行われる事もあります。
≪Twitterルールへのリンク≫
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/twitter-rules
4.「なんちゃって認証バッジ」にご注意!
一般人ですと、ほぼ、つくのが不可能な認証バッジ(公式マーク)ですので、中には「なんちゃって認証バッジ」をつけて遊ぶ人もいます。
4-1. なんちゃって認証バッジの絵文字はこれ
Unicodeの「white heavy check mark」という絵文字なのですが、これ、認証バッジに似ていませんか?
✅
この絵文字を、ユーザーネームの最後につけることで、ちょっとした公式アカウント気分を味わうことができると、一時期ちょっとした話題にもなりました。
この絵文字でユーザー名検索をすると、結構出てきます。
今現在、日本語版Twitterでは、ユーザー名の後ろにこのマークを入れて保存しようとすると、このマークは使えませんという警告が出てしまいます。
この一見認証バッジに見える絵文字で、公式を語ったりなりすますアカウントなどもあったので、こういった対応がとられたんだと思います。
公式は✅じゃなくてですので、ご注意を!
4-2. 勝手につけるとアカウントが凍結される事も
公式ごっこという、ちょっとした遊び気分で使うのなら問題ないとは思いますが、こちらの絵文字や画像などの貼り付けで悪意や誤解を与える「なりすまし」等を行った場合は、アカウントが凍結させられることがあります。
他のチェックマークの絵文字も全て名前には使用不可になっていたので、大丈夫だとは思いますが、くれぐれもお気をつけて、本物はこれです!
5.まとめ
著名人のアカウントについているこの公式マーク(認証バッジ)について、マークの意味や役割などをご紹介しました。
なりすましなどが後を絶たないネット世界ですので、こういう表示をしてくれると安心してSNSを楽しむことができますよね。
ツイッターを楽しむときの、ひとつの指針としてチェックしてみてください。